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2009年3月10日 (火)

エコショット

農業水路でおもしろい環境配慮の工法があったので紹介.

どうしても水路の護岸をコンクリート化しなければならないときがある.
例えば,水路の横に農道を整備するときは強度を優先せざるを得ない.

「しょうがないけど,これでいいのかなぁ」といつも疑問に思っていた.
できるだけ構造的な変化を加えずに,どうにか配慮する方法はないものかと.

それで,高松にある「開発コンクリート」さんが開発した
人工ゼオライト(水質浄化機能を持つ高機能素材)を混ぜたモルタルを壁面に吹き付ける工法「エコショット」があった.
これは,事後的に壁面にモルタルを吹き付けことで,表面積が増えて雑草や藻類の定着を促進する効果があるとのこと.あと水質浄化も.

で!勝浦川周辺の水路で,施工事例があったので視察に行って来た.
陸生の植物が定着していたし,その根の中にツチガエルがいたので効果はありそう.

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確認できた魚種は,カワムツ,カワヨシノボリ,シマドジョウ,カマツカ.
あと,たまたまその水路には泥溜まりと呼ばれる深みを作っていて,
ここがまたい~具合に魚のすみかになっていた.
やはり,複雑な形を作ってやれば生き物は(気に入れば)利用してくれるのだなと思った.

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ただ,検討課題としては,
・水衝部で脆薄化していた
・水路継ぎ目箇所などで吹き付け部の一部剥離がみられた
・施工後1ヶ月間程度,アルカリ化する

この工法について,開発コンクリートさんと相談したら,
現場での適応性と効果検証のために現地実験を快諾してくれた.
来年度,この工法によって雑草や藻類が定着して魚類の生息場となりうるかどうか現地で一緒に実験しみようということになった.
楽しみがまた増えた.

Y.T

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