保護林拡張における植生調査 (津志嶽)
B4の三幣です。
木下先生と行く 船窪オンツツジ群落フロラ調査(秋の植物編)の前に遅くなりましたが、9月の下旬に行ってきた調査について簡単に報告させてもらいます。
保護林拡張における植生調査ということで、徳島県のつるぎ町にある津志嶽に行きました
津志嶽はシャクナゲの群落があるのでそこを中心とした植生調査が今回の目的です
個人的にはこの調査は僕の研究に関係のある森林資源モニタリング調査と調査方法がほぼ同じということで参加させてもらいました。
調査方法についてですが、まずシャクナゲ群落に2時間半かけて登ります
群落に着いたらシャクナゲが入るように中心点を決め、そこから放射状にテープを張り、それを目印に半径50mの円を作ります。
50m円内に 小円(半径5.5m)、中円(12m)、大円(18.5m)を作ります。
↑こんな感じです。
小円から順に植生を調べるのですが、小円は胸高直径が1.0cm以上、中円は5.0cm以上、大円は18.0cm以上のものだけを調べていきます。
それぞれ樹種、樹高、胸高直径を調べます。また、枯損、空洞、剥皮についても記載していきます。(ここまでが森林資源モニタリング調査と同じ。ただしモニタリング調査は樹高を計るのは20本。)
その後50m円内のシャクナゲ1本1本を調べていき、大体の位置をプロットします。
こんな感じで1日1ヶ所、計3ヶ所を調査してきました。
最後になりますが、2時間半の登山や虫、獣など色々大変な調査でしたが楽しかったし、心身ともにタフになったと思います
同行してくださった広見さんにもたくさんのことを教わり勉強になりました。
現場に行くことで調査方法や調査の厳しさを知りました。森林資源モニタリング調査はあらかじめ調査地点が決められているので、さらに大変なのではないかと思います。
なので、その苦労して手に入れたデータを活用しなくてはもったいないなと思いました。
研究で有効活用できるようにしたいです。
次回予告
木下先生と行く 船窪オンツツジ群落フロラ調査(秋の植物編)
お楽しみに!!
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